前節の松本戦で先発復帰を果たした町田の酒井隆介が、今節の岐阜戦でかつての“恩師”とピッチ上で再会を果たす。現在、岐阜を率いる大木武監督は、11年に酒井がプロの門を叩いた京都の当時の指揮官。3年間指導を受ける 中で「大木さんとの3年間でプロとしての土台を築けた」と思えるほどお世話になったという。プロ1年目、右も左も分からなかった酒井は、基礎を身につけるために全体練習のあとにはボール回しなど、長時間居残り練習に付き合ってもらったこともある。
「ひたすら練習には付き合ってくれました。大木さんには戦う部分や攻守の切り替え、そして技術面など、当たり前のことを徹底的に教えられました。あのとき指導してもらったことがいまに生きていると思っています」
アウェイでの前回対戦は負傷離脱中だったため、今節のホームでの対戦で仮に出場できれば「いいプレーをして、成長した姿を見せられる」チャンスが訪れる。最高の恩返しの形は、無失点勝利だ。
写真:郡司聡
(町田担当 郡司聡)
2018/08/25 14:31