左ひざ前十字じん帯損傷の大けがで長期離脱している千葉の高卒ルーキー・本田功輝(四国学院大香川西高出身)が22日、高校時代の恩師らと再会。「リハビリはメンタルのコントロールが難しい。こうやって、香川西の監督やコーチ、後輩に会えてまた気持ちが引き締まったし、いい時間を過ごせました」と刺激を受けた様子だった。
本田の母校・四国学院大香川西高は現在、千葉が初めて開催している『U-16 CHIBA MUNDIAL』に参加中で千葉県内に滞在。試合は千葉の練習場近くで行われており、チーム練習後に本田は大浦恭敬監督をはじめ、チームスタッフや後輩たちを表敬訪問した。
教え子として9人目のJリーガーとなった本田と久しぶりに対面した大浦監督は「早くケガを治して、ジェフでスタメンで出てほしい。その次は(20年の)東京五輪に間に合えば。それが期待するところですね」とハッパをかけた。続けて一回り体が大きくなった本田に目を細めながら、「本人には言っていないのですが…」と前置きした上で、本田が高校3年間を過ごした寮の舎監の話として、「『朝の自主トレと、風呂に入る前の筋トレを3年間ずっと継続してやっていたのでJに行けたのは納得する』と聞いた。見る人は見ているし、やらされている感じのないサッカー小僧ですね」と秘話を明かした。
思わぬ褒め言葉に本田は「照れ臭い」と言いながらも、後輩たちに向けては「いい指導を受けているので素直に受け止めて、やらされているのではなく、自分からやるというプラス、プラスで動いていけば、2年後はいい景色を見られると思います」とエール。後輩たちの試合も観戦し、10月中旬を目標とする戦列復帰に向けて、気持ちを新たにしていた。
(千葉担当 大林洋平)
2018/08/22 20:14