15日、大分のDF竹内彬の讃岐への期限付き移籍が発表された。
正式に移籍が決まったのは14日夜。その夜のうちに選手たちに連絡を回し、翌朝のミーティングで挨拶をしてクラブハウスを出ると、14時のフェリーで大分を離れるという急な展開だった。
今季チームキャプテンを務めていた竹内の移籍を、片野坂知宏監督も「僕の見えないところでもしっかりチームを引っ張ってくれていた。大きな痛手」と残念がったが、最近はなかなか出場機会を得られなかった竹内の意志を尊重したとのことで、竹内自身にも感謝と激励の言葉を贈ったという。
その日、選手たちは正午前に練習を終えると、慌ただしくケアを済ませた者から別府港へと集結し竹内を迎えた。チームメートたちの姿を見て「これは泣けるわー」と喜んだ竹内は、背番号4のユニフォームを着た仲間たちと記念撮影。たっぷりとエール交換してから愛車とともにフェリーへと乗り込んだ。
乗船を終えた竹内を電話で甲板まで呼び出し、最上部の最先端に立たせて出航まで別れを惜しんだ選手たち。竹内とほかの選手たちのSNSにはそれぞれ、陸上と船上双方からの写真や動画が掲載された。
16日には竹内のSNSに、讃岐のマスコット・さぬぴーとの2ショットも確認。大分でもそうだったように、讃岐のために全力を尽くしてもらいたい。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2018/08/17 12:48