16日に行われた前節・岡山戦は、いくつかの決定機を生かしきれずにスコアレスドローに終わった。当日の岡山は試合前から暑く、日中は35℃を超す『猛暑日』だった。キックオフの19時になっても熱は残っており、サッカーをするには難しい環境だった。
しかし、「暑さを言い訳にしてはいけない」と話すのは浦田延尚だ。「躍動感が少なかったことは修正点だと思う。これからは積極的なサッカーで、もっと攻守において仕掛けるようにしていきたい」と前節でみられた修正点を踏まえて、今節・京都戦への準備を進めている。
現在チームは自動昇格圏内につけているが、浮き足立った様子は見られない。浦和と対戦した天皇杯3回戦(1●2)を例に挙げて、「『動きの量』は松本のほうが多かったかも知れないが、『動きの質』については浦和が勝っていた。質の部分は自分たちも上げていかないと、と感じられた試合だった」(浦田)とさらなるレベルアップを誓う。
試合で出た課題克服に余念がないことこそ、チームが浮上できた要因だとあらためて感じられた。
(松本担当 多岐太宿)
2018/07/20 11:22