3月の6試合を3失点に抑えた岡山。守備陣を統率する竹田忠嗣は「まだ6試合とはいえ、リーグ最少失点は目標にしてきていることでもあるのでいいこと」と充実感をにじませた。昨季もリーグ4番目に少ない失点に抑えた守備陣だが、今季はさらに堅牢さがました印象だ。辛抱強く守れている要因を問われた竹田は「みんなが同じイメージでできている感触が試合をこなすごとにつかめてきている」と話した。
植田龍仁朗、後藤圭太、竹田の3人が3バックを務めているが、それぞれが岡山で100試合以上を出場してきた選手たちだ。影山雅永監督が3バックを採用した初年度の11年シーズンは38試合で58失点を喫する苦しみも味わってきた3人の絆は強く、「一緒のメンバーでずっと戦ってきたことが強みになっている」と竹田は話す。苦楽をともに歩んできた3バックは、いまや以心伝心のレベルにまで到達しそうな連係を武器にして無敗のチームを支えている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2013/04/04 18:40