W杯を戦う日本代表の奮闘が世間を賑わせ、その戦いぶりに称賛が集まる。チームの大半が欧州でプレーする選手である一方、彼らも最初はJリーグの舞台から羽ばたいており、だからこそJリーガーたちにとっても刺激となる。新潟時代に東口順昭、酒井高徳とともにプレーした大宮の三門雄大も、刺激を受けている一人だ。
「日本代表の選手たちは足元の技術では負けていないと思いますし、見ていて非常に勉強になる部分も多かった。代表には僕らがJリーグでやったことのある選手もたくさんいます。そういう選手たちが一生懸命、必死になって戦っている姿には感動しますし、刺激も受けます。立場は違いますけど、『負けていられないな』という思いがありますし、何とか頑張って日本サッカーを盛り上げてもらうことも大事だと思います」
また、日本代表のダブルボランチ、長谷部誠と柴崎岳が見せる臨機応変なビルドアップは、大宮の三門・大山啓輔のペアがシーズンを戦う中で会得してきたビルドアップに通じる部分もある。戦いの場が違っても、相手のプレッシャーの掛け方に応じてポジショニングの変化を加えながらボールを動かすという点は変わらない。
「特にセネガル戦はそうでしたね。相手のイヤなところを突いていくという形で、非常に良いなと思いました。ロシアも暑いと聞いているので、ビルドアップは大事になってきますから」と三門。暑さの厳しい夏場を迎え、ビルドアップの重要性が増すのはJ2リーグ戦でも同じこと。日本代表からも刺激を受けつつ、さらなるレベルアップによってリーグ戦、まずは今節・愛媛戦の勝利につなげていきたい。
(大宮担当 片村光博)
2018/06/27 19:07