6日に天皇杯2回戦を終えてから、およそ10日間のオフをとった札幌が、18日から練習を再開した。
気温はさほど高くないものの晴天にも恵まれ、W杯による中断前を5位で終えた選手たちはリフレッシュした表情で元気に汗を流した。「みなさんにとっても、いいオフになりましたか?」と報道陣や関係者に問いかけたのはミシャことペトロヴィッチ監督。オフ明けからは「ビルドアップの質向上」「1トップ2シャドーの連係向上」「ラストパスの精度向上」と具体的に3つのテーマを掲げ、さらなる高みを目指していく。
オフ前にも口にしていたように、このオフ明けからは本格的に「チーム作りのセカンドステップ」(ペトロヴィッチ監督)へと歩みを進めていくことになる。ちなみにペトロヴィッチ監督はオフの間、自転車を購入して主に札幌市内中心部を散策していたとのこと。「とても楽しく過ごせた」と英気を養った様子だ。
また、翌19日には日本代表がW杯の初戦を迎えることにも触れ、「代表チームがいい試合をして結果を出すことが、日本サッカー界にとって重要なこと。いい結果になり盛り上がれば、われわれのトレーニングを見学にきてくれるファンも増えるかもしれないし」と槙野智章らかつての教え子がいる代表チームの活躍に期待を込めた。
(札幌担当 斉藤宏則)
2018/06/19 07:02