得点力不足で悩みを抱える徳島。環太平洋大学と35分×2本の練習試合(7○3)を行い、終盤10分間はビハインドの状況を想定してブエノをパワープレー要因として試した。リカルド・ロドリゲス監督は前提として「シチュエーションとしては終盤の時間帯に相手が引きこもったとき」の可能性を模索したとしたが、「練習中に強いシュートを打っていて、ゴールにも入っていた。一つの解決策になるかもしれない」と起用。特にロングボールからのヘディングというよりは、以前にも練習試合でFKのキッカーを任す場面もあったが「シュート力に期待した」と言葉にする。
その期待に応えるように、ブエノはたった2分で結果を出す。スルーパスに抜け出して、右足一閃でゴールネットを揺らした。第17節・福岡戦(0●1)でドゥドゥのゴラッソに沈んだが、同じくらい見事な得点だった。また、2得点目はクロスボールからヘディングで得点。足でも頭でも得点した。ブエノにFW経験について尋ねると「U-12くらいのときです。昔の話過ぎて忘れてしまっているくらい」としながらも、「どこのポジションを求められたとしても常に準備はできています。監督から与えられた役割を頑張って、自分たちの目標であるJ1復帰できるように頑張ります」と献身的な言葉で締めくくった。
写真:柏原敏
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ヘディングで自身2ゴール目を決めたブエノ
(徳島担当 柏原敏)
2018/06/17 19:05