
負傷による選手の欠場時期と、その原因となった選手の出場停止試合数のバランスはーー。4日、浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督が、出場停止の裁定についてJリーグに提言を行った。
4日の非公開練習後、定例の記者会見において、浦和のオリヴェイラ監督が“逆質問”。記者からの質問が終わったあと、「私から一言」と話を始めた。
内容は、2日の明治安田J1第12節、川崎F対浦和戦で起こった退場劇についてだ。川崎Fの最終ライン裏に出たボールに対して、浦和のFWアンドリュー・ナバウトと川崎FのGKチョン・ソンリョンが交錯。このプレーでチョン・ソンリョンは一発退場となり、ナバウトは負傷交代に。その診断結果について、オリヴェイラ監督は「アンドリューは肩の脱臼で、小さな骨の欠損もある」と明かし、「サッカーは格闘技ではない。ゴールを忘れて相手に向かっていくのはやってはいけないプレー」と相手のプレーについて言及した。
さらに話は、ナバウトの離脱期間について及ぶ。「アンドリューは少なくともW杯の中断期間まで起用できない状況。一つのアクシデントによって、浦和だけでなくオーストラリア代表にも影響してしまうかもしれない。1試合の出場停止なら、アンフェアだと思う」。
指揮官が伝えたかったのは、欠場期間の差についての提言だ。「私のほうから、一つ提案がある。アンドリューがプレーできるようになったら、GKはプレーできるというのはどうでしょうか。皆さんもJリーグもどういう行動をとるか。これが私からの質問です」。
GKチョン・ソンリョンに負傷させる意図はなかったもしれないが、ケガによる欠場の影響が時に甚大になることはある。よりフェアな裁定と、その議論を求めていたオリヴェイラ監督だった。
(浦和担当 田中直希)
2018/05/04 13:03