新潟は27日、聖籠町の専用練習場で明治安田J2第11節・山口戦に向けた最終調整を行なった。
リーグ戦は4連敗中。流れを変えたい大事な一戦で、主将の磯村亮太が、3試合ぶりに先発することが濃厚だ。
今週のトレーニングで意識してきたのは、“新潟らしさ”の再確認だという。「新潟はどういうチームなのか。このクラブがずっと積み上げてきたもの、大切にしてきたものを、もう一回思い出さないといけない。そのベースがあって、監督が言っている要素が成り立つ」。
新潟のベースは、前線からのアグレッシブな守備とハードワーク。それに加え、今季、鈴木政一監督が求めてきたのは、相手と仲間とボールをよく観て、状況に応じた判断でプレーを変えていくクリエイティビティーだ。
ただ、ここ数試合は、相手のアグレッシブさが新潟のそれを上回り、後手を踏む展開となっていた。
「J2になったことで、これまでとは逆の立場になって、自分たちがJ1でやっていたようなプレーを相手に出されている。うまくやろう、と思いすぎているところがあったし、立ち向かっていく姿勢を忘れちゃいけない」
今節対戦する山口は、リーグトップの得点数を誇る。「相手はアグレッシブで攻守に一体感がある。それ以上のものを出さないと、厳しい展開になる」と磯村。だからこそ、「立ち上がりから、勢いを持って入らないといけない」
今こそ新潟らしく、アグレッシブでクリエイティブなサッカーをけん引する。
(新潟担当 野本桂子)
2018/04/28 09:11