15日に第9節・町田戦を控える千葉のMF茶島雄介が、東京学芸大の先輩で町田のDF藤井航大との対戦を心待ちにしている。
茶島は藤井の一つ下の学年で3年間、関東大学リーグを戦った間柄。イケメンDFのイメージを問うと、何度も「優しい」を連発し、「性格も男前。怒ったところを見たことがない」と続ける。プレー面については「とにかく、ヘディングが強いイメージしかない。(チームで)一番強かったので、そこをめがけて蹴っていた」と懐かしそうに振り返るように、セットプレーのキッカーだった茶島のボールを、前線に上がった藤井が頭で仕留めるというホットラインを築いていた。
藤井は13年に当時JFLに所属していた讃岐にテスト入団した苦労人でもある。「後輩ながら、航大くんは能力的にプロでやっても間違いないと思っていた。どんな努力をしたかは分からないけど、もちろん努力したとは思うし、のし上がっていま、J2でやっているというのは尊敬できる」と慎重に言葉を選びながら敬意を表す。
茶島はプロ5年目を迎えたが、Jの舞台で大学時代をともに過ごしたチームメートとの対戦はいまだにないそう。開幕戦から先発が続いていた藤井はここ2試合こそ先発を外れているが、出場の可能性は十分。「やってやるぞ」。後輩は心底、先輩との真剣勝負を楽しみにしている。
(千葉担当 大林洋平)
2018/04/12 18:21