8日の第8節・金沢戦が古巣戦となる千葉のMF熊谷アンドリュー。「1年ぐらい住んだ」という思い出の地でのゲームだが、今季は敵地で3戦全敗というチーム状況なだけに、「(相手が)金沢というよりは、アウェイでどうしても自分たちのサッカーができない試合が多い。ホームでやっているプレーを出して、とりあえず勝ちたい」とアウェイ初白星を見据える。
フクアリでのホーム戦はいつもピッチにしっかりと放水するが、前節・大分戦(0●4)では水がまかれない環境の違いにも苦しんだ。「だいぶ(ボールが)走らなかった。あのような環境で同じサッカーをしろと言われると難しいところもあるので、そこはロングボールでもいいし、裏に抜け出す動きや選手同士が交差する動きでもいいので、マークを外すという意味で、(自分たちで)もう少し工夫が必要だと思う」と対応力の向上を課題に挙げる。先に失点すると“勝ちたい”気持ちが先走ってしまい、バランスを崩すという負の連鎖を感じており、「真ん中でやらせてもらっている以上、もう少し意識的にバランスをとれるように指示したいとも感じている」とリーダーの意識も芽生えつつある。
昨年5月に行われた金沢とのアウェイゲームは1-2で敗れている。
「去年は不運なところもあって負けたので今年は勝ちたい。しっかり先制点をとって自分たちのペースで試合を運べれば」
1年越しのリベンジを果たすとともに、アウェイ4戦目にしての初勝利をあらためて誓っていた。
(千葉担当 大林洋平)
2018/04/06 20:33