28日、横浜FCから期限付き移籍で鳥栖に加入した高丘陽平の加入会見が鳥栖市内で行われた。
赤星拓が肩の手術を行い、長期離脱となっている鳥栖。開幕からここまでは辻周吾が第2GKとしてベンチ入りしていたが公式戦の出場経験がなく、権田修一が負傷した際など、万が一の状況が不安視されていた。そこで白羽の矢が立ったのが高丘陽平だった。マッシモ・フィッカデンティ監督も高丘の加入を受けて「去年、J2だが正GKとしてほぼ1年間試合に出続けた経験がある。鳥栖には権田がいるが、経験がある第2GKというポジションの選手がいなかった。選択肢が増えたのはいいこと」と歓迎していた。
高丘にとっては初めての移籍、初めてのJ1チームとなるが、「率直にJ1の力のあるクラブからオファーをいただけたのは非常にうれしかった。もちろん、悩みもしたけど、決断するのにはそんなに時間はかからなかった」と決断に至るまでの心境を語った。
新天地での練習を終えた高丘は、「僕自身、外国のGKコーチ(イタリア人のバッレージ・ジルベルトコーチ)とやるのは初めて。今まで教わっていないようなことを言われるので、非常に新鮮な気持ちで練習に取り組めている。言われたことを自分なりにうまく消化していくことでレベルアップできると思う」と語った。鳥栖にとっても頼もしい存在が加わることになった。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2018/03/28 20:17