新潟は24日、聖籠町のクラブハウスでJ2第6節・徳島戦に向け、ミニゲームやセットプレー練習を行った。
25日の徳島戦でリーグ戦デビューを迎えそうなのが、大卒ルーキーの戸嶋祥郎だ。「早くビッグスワンに立ちたい。いろいろな人に見てもらいたい」と意気込む。
戸嶋は今季、筑波大から加入。大学時代は主にトップ下やサイドハーフを務めたが、新潟ではボランチを任されている。すでにアウェイで行われルヴァンカップ2試合にフル出場。持ち前の運動量や切り替えの速さを発揮し、中盤で存在感を放った。
今節はCBの富澤清太郎が左足を痛めたため、原輝綺がCBに一列下がり、戸嶋にチャンスがめぐってきた。鈴木政一監督は「チーム戦術の中で役割を理解してやれるし、運動量もある。十分やってくれると思う」と期待をこめて送り出す。戸嶋も「攻撃ではFWに効果的にパスをつけて追い越すことにトライしたい。守備では汗かき役として頑張りたい」と、攻守に抜群のスタミナを発揮するつもりだ。
チームは前節・愛媛戦で今季初黒星を喫し、ホームは2分1敗と未勝利が続いている。「チャンスがあれば、結果を出すことがすべて。チームとしても、ここが勝負どころだと思う」。目指すは今季ホーム初勝利。流れを変える力になることだけを見据え、ビッグスワンのピッチに第一歩を刻む。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2018/03/25 07:30