昨季の主力が軒並み残留し、今季の主力の顔ぶれにも大きな変化がない鳥栖だが、そんな中でもちょっとした変化がある。それはCBの位置だ。
昨季、夏にチョン・スンヒョンが加入して以来、左CBにチョン・スンヒョン、右CBにキム・ミンヒョクが入るという形が基本的なものだった。しかし、今季はそれが入れ替わり、チョン・スンヒョンが右CB、キム・ミンヒョクが左CBという形になっている。チョン・スンヒョンによれば「監督からの指示」ということだった。
マッシモ・フィッカデンティ監督にその意図を聞いてみると「二人とも右利きなので本来であれば右CBのほうが望ましい」というように、チームに左利きのCBがいないことも考慮した上でのものであると説明。「サイドの選手との相性やパスの質など、どちらの組み合わせのほうがよりうまくいくのかを考えている。これで固定するわけではない」と話したように、あくまでもまだ試行中の段階であり、監督としても最適解を探っている最中のようだ。実際に前節の鹿島戦でもスタート時は従来の形だったが、試合の途中からは二人の位置を入れ替えてプレーさせている。
今後、この韓流CBコンビの位置が入れ替わるのか、それともこのまま固定されていくのか。小さな点ではあるが注目していきたい。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2018/03/22 17:54