ルヴァンカップ第2節・FC東京戦を翌日に控えた13日、新潟は聖籠町の専用練習場で、セットプレー等の確認を行った。
今週は7日間で3試合を行うハードスケジュール。ルヴァンカップはその2試合目ということもあり、リーグ戦とはメンバーを入れ替えて臨むことが予想される。
注目は、プロ8年目でJ初出場が濃厚なGK渡辺泰広だ。「今季はJ2とルヴァンカップを戦うので試合数も多いし、チャンスはあると思っていた。それをつかむためにやってきたので、シュートを止めてアピールしたい」と意気込む。
渡辺は新潟市出身。新潟ユースに所属していた09年にはU-17日本代表として、現チームメートの高木善朗らとU-17W杯ナイジェリア大会に出場した。11年にトップチームに昇格したものの、二度の左肩脱臼と右膝の負傷も重なり、出場機会は得られず。15年から徳島へ期限付き移籍したが、出場は天皇杯1試合にとどまった。17年にはJAPANサッカーカレッジ(北信越1部)でプレー。新潟OBの黒河貴矢氏(現・新潟スクールコーチ)の指導を受けて試合経験を積み、4年ぶりに古巣へ帰ってきた。
今季はジェルソンGKコーチのもと、正しいポジションをとり、飛んできたボールに素早く反応するトレーニングを繰り返してきた。「練習してきたことを、どれだけ試合で出せるか。結果が残せれば、リーグ戦の争いにも絡んでいけると思う」と意欲的だ。
「一番は、楽しんでやりたい。本当に、楽しみなので」。長く待ち焦がれたJの舞台。喜びに満ちて、ピッチに立つ。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2018/03/14 13:45