仙台のDF蜂須賀孝治が、高校と大学時代のチームメートのJFL第1号を祝福した。
11日に開催されたJFL・1stステージ第1節で、今季からJFLに昇格したコバルトーレ女川が、アウェイでホンダFCと対戦。女川は1-2で敗れたが、前年の王者相手にJFL初陣で奮闘し、駆けつけたサポーターやホームタウンの人たちにひたむきなプレーを見せた。この試合の53分に女川のJFL初得点となるゴールを直接FKから決めたのが、MF黒田涼太だった。
蜂須賀にとって黒田は桐生第一高と仙台大時代のチームメートで、「一緒にプレーしていたときから、自分よりもずっとうまかった」という同学年の選手。「FK自体もよかったし、地域にとっても大きなゴールだったと思う」と、祝福した。
女川では仙台大出身の選手が活躍していることもあり、蜂須賀も何度か試合を見にいったことがあるという。「こうして、仲間が女川の町のための気持ちをひたむきなプレーで表現し、輝いているのは素晴らしいこと」と称えた。東日本大震災で大きな被害を受けた女川の町とともに歩む仲間から「地域のために戦う気持ちで、大事な最後の一歩を踏み出せる。そういうプレーを、自分も仙台でもっとできるようになりたい」と刺激を受け、蜂須賀も負傷から復帰し、活躍することを誓った。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/03/13 17:58