横浜FMの新外国人選手、オリヴィエ・ブマルがチームに合流した。
ブマルが合流初日から鳥かごでは常に笑顔でチームメイトとコミュニケーションを取り、その後はチームから離れてグレゴリー・ジョン・キングフィジカルコーチとパス、ランニングを行った。ランニング中、選手とすれ違う度に笑顔を見せていたのが印象的。選手たちからも、初日ながら「話してみると良いヤツ」という評価を得ている。
ブマルは「最初の印象は素晴らしい人たちだという印象。家族の一員としてすぐに温かく迎えてもらって、練習の中でもみんなが声を掛けてくれた」とチームメイトの印象について話すと、「監督からは『(横浜FMは)素晴らしいチームだ』、『君を本当に必要としている』と言われた。自分が来た意味をしっかり示したい。このクラブでプレーできることに誇りを持っている。興奮しているのが正直な気持ちで、早くやりたい」と意気込みを語った。
自信を持っているプレーについては「完璧だとは思っていないし、これからも成長できると思う」としながらも、「スピードのあるプレー、ドリブル、自分が動くことによって味方を生かすプレー。FKやCKからアシストすることも得意としている」と話した。
また、ポステコグルー監督はブマルについて、「練習を見てみないとコンディションを含めて分からない」と前置きしつつ、「来週から練習に合流させて、現実的に考えると国際Aマッチデーのあとかなと考えているが、コンディションが良ければ考え直すこともある」と、ひとまずは3月31日のJ1第5節・清水戦からの起用を考えているようだ。
超攻撃的かつ特異な姿を見せながら、アタッキングサードの精度やアイデアに課題を残している今季の横浜FM。ブマルは「アタッキングサードの質を上げてくれる」、「チームの成功に近づける」(ポステコグルー監督)存在になれるか、注目と期待が集まる。
写真:菊地正典
(横浜FM担当 菊地正典)
2018/03/09 14:14