東京Vは4日、味スタ西競技場で順天堂大学と45分×2本の練習試合を行い、2−3で敗れる結果となった。
前日に明治安田J2第2節を甲府と戦った東京Vだが、林陵平、高井和馬の昨季J2二桁得点の攻撃陣に、佐藤優平、井上潮音、橋本英郎、若狭大志、リ・ヨンジら実績ある選手がスタートから登場。最終ラインには負傷明けの永田充が今季初めて実戦に復帰した。
前半は順天堂大の積極的なプレスに苦しんだ東京Vだが、28分に相手DFからボールを奪った高井が持ち込んでシュートを放ち先制。前半終了間際にも、橋本の縦パスをスイッチに攻め込んだ流れから、相手のミスを見逃さず井上が追加点を挙げた。
後半に入っても東京Vが優勢にゲームを進めたが、決定機を決めきれない。逆に55分に低い位置でのボールロストから失点すると、79分には左サイドを突破され同点ゴールを許す。その後も東京Vはリズムを作れないまま、90分に相手のスルーパスから失点。ロティーナ監督は「今日は良い場面はあまりなかったが、多くの選手が90分プレーできたことが収穫」と総括。ひさびさの実戦となった永田は、「だいぶ久しぶりだったけど90分やれて良かった。チームが苦しいときに声が足りなかった。自分も周りも、もっと集中させなきゃいけない」と、反省を口にした。
写真:芥川和久
(東京V担当 芥川和久)
2018/03/04 15:40