神戸は3日、ホーム開幕戦となるJ1第2節で清水と対戦する。MF松下佳貴にとっては24歳の誕生日当日だ。2日の非公開練習後、チームメートからケーキで祝福され笑顔を浮かべた松下だが、「いつもどおり変わらずにやりたい。変に欲を出してはダメ」とあくまで平常心で戦うことを誓った。
神戸に加入して3年目の今季は、仲のよかった選手が相次いで移籍。1月下旬からの沖縄キャンプへ向けては「まずは友達づくりから」と苦笑いを浮かべていた。「もう若手ではない。勝負の一年と思ってやる」と新たなシーズンに臨んだ松下はプレシーズン当初は左SBでの起用が多かった。しかし、開幕前に本来のポジションであるボランチに入ると、2月23日の開幕戦(vs鳥栖)の先発も勝ちとった。
今節の試合会場となるノエスタには今季から天然芝と人工繊維を組み合わせた「ハイブリッド芝」が導入されている。パスを持ち味とする松下は「自分的にはやりやすい。本当にいい状態の芝でプレーすることができる」と歓迎。その上で「ボールを簡単に失わないように。決定的なプレーを出せたら」とチームの勝利に貢献したい意気込みを語った。
(神戸担当 小野慶太)
2018/03/03 11:57