先週の28日、アウェイでの京都戦にて来日後初めて実戦の指揮を執った横浜FCのタヴァレス監督。前半で退場者を出した京都にリードを奪うも勝ちきれず、J1昇格プレーオフ圏進出のためには痛い勝ち点1となったが、試合の内容とともに注目を集めたのが、指揮官の頭上を彩った鮮やかな黄色い帽子だった。横浜FCでは2010年から12年の初めまで“赤帽”がトレードマークの岸野靖之監督が率いており、まさかそのリスペクトというわけではなさそうだが……。
今日の練習後、強面な監督に恐る恐る「あのう、黄色い帽子のことですが……」と切り出すと、途端に相好を崩し「みんなどうして帽子のことばかり聞くのかね」と笑い出すタヴァレス監督。どうやら注目を集めてうれしいようだ。
「帽子はね、もう20年くらい前にイスラエルでもらったんだよ。なかなか似合うというか、しっくりきたもんだから、それ以来ずっと被ってるんだ。まあ、白髪を隠せるというのもあるんだけどね(笑)」
なんと20年も帽子スタイルを貫いているということで、いまの帽子で何代目かになるそうだ。特にゲン担ぎというわけではなさそうで、色も特に黄色にこだわっているわけではないという。
「横浜FCに来たから、こんな色(と練習着のエンブレムの青色を指差して)もいいかなと思ってる」
5日のホーム熊本戦、頭上に鮮やかなHAMA BLUEの帽子を乗せた指揮官の姿が見られるかもしれない。
写真:芥川和久
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/11/03 20:52