仙台のボランチ・三田啓貴が、J1第30節・清水戦からの今季残り5戦に向けた意気込みを口にした。
前節のJ1第29節・川崎F戦では終盤の3失点により逆転負け。三田は試合運びなど反省点を多く挙げた一方で、「相手よりもボールを“握れた”ことは大きい」という収穫も忘れなかった。
前節の仙台は初期配置を相手に合わせて調整し、[3-5-2]で挑み、攻守ともに相手を圧倒した。今季の序盤はこうしたオプション的配置を採用したときは連動性が落ちたが、それに比べると進歩と言える。三田自身も通常より高い位置からのスタートだったが、「練習してきたことを途中まで完璧と言っていいくらい出せたのは、自信になります」と、手ごたえを得た。
収穫と課題を得て挑む次節の相手・清水とは、三田は今季公式戦3度目の対戦となる。ルヴァンカップグループステージ第3節(3○1)で三田は同点ゴールを決め、逆転勝利に貢献。現在は仲の良いチームメートのMF野津田岳人ともピッチ上で火花を散らしたJ1第9節(3○0)でも、相手の守備ブロックの隙間を突いて活躍した。
「相手には主力で出られない選手もいるけれど、(J1)残留のためにモチベーションが高く、勢いがある」と警戒しながらも、この清水戦からの今季残り5戦に向け「目標としていたタイトルにはルヴァンカップ(準決勝)で負けたことで届かなかったけれど、残り5つは来年にもつながる大事な試合。次のホーム戦から、しっかり先につながる結果を出し続けたい」と、勝利を誓った。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/10/19 21:03