長崎の高木琢也監督がマジョール体制になった山口について警戒を示した。
上野展裕監督が率いていた山口に対しては過去3戦3勝と好相性を誇っていた長崎だが、前回対戦後に山口は監督交代を断行。それにより、高木監督は「読みづらさはありますよね」と話した。その背景について、こう語る。「上野さんにしか分からないことだけど、対戦チームとして見たときにはボールの動きによって人の動き、配置が決まっているように見えていた」。特長があるぶん、抑えるべきポイントがはっきりとしていたという。
しかし、マジョール体制になってからの山口は「個の部分が少し。強調されたような感じがある。攻撃に関してはターゲットを絞りづらいチーム」(高木監督)になった。そのことで以前までとは違い難しさが生まれているようだ。
高木監督は、ベクトルを自分たちに向けることも強調している。「とにかく自分たちがやれることをしっかりやっていければいい。ずっと練習してきている流れで、だいぶ攻撃の部分は練習していることが積み重ねられている」。指揮官の目から見ても、選手たちが練習の成果を実戦で表現できているという手応えがある。だからこそ、“自分たち次第”であることを強調していた。
選手たちには「(前節までの山形、町田という)アウェイ2連戦で勝ち点2を取れてよかったと思えるようなシーズンにしよう」とミーティングで言葉をかけた指揮官。そのためにも、チーム一丸となって山口戦で勝ち点3をつかみ取りたい。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/10/14 07:13