前節・熊本戦で今季初となるメンバー入りを果たした那須川将大が、リーグ戦出場を目指して準備を進めている。
昨年11月に右第5中足骨の疲労骨折により手術を行い、今季は開幕前キャンプから別メニューで調整。一時は快方に向かったものの再びコンディション不良となるなど一進一退を強いられたが、この夏に完全復帰。以降はトレーニングマッチへの出場で試合勘とゲーム体力を養い、アピールを続けていた。
熊本戦翌日のアルティスタ東御とのトレーニングマッチでも左サイドからの鋭いクロスで、三島康平の得点をアシストした。また積極的なミドルシュートで自らゴールを狙うなど状態は上向き。自身も「体は動いているし、コンディションも整ってきた」と話しており、手応えをつかんでいる様子だ。
シーズンも最終盤となり、各チームは台所事情に苦しむ時期でもある。長いリーグ戦によって、累積警告による出場停止や負傷者頻発など一人でも多くの戦力が欲しい状況。松本も例外ではなく、左サイドのスペシャリストの帰還は朗報と言える。「ここまで来たら、総合力が問われる」と、チームの一員として勝利に貢献する構えだ。
(松本担当 多岐太宿)
2017/10/13 13:27