7日、新潟は聖籠町のクラブハウスでJAPANサッカーカレッジと練習試合(45分×2本)を行い、6-2で勝利した。
この日はDF大野和成、FW河田篤秀、MFロメロ・フランク、FWドウグラス・タンキ、MF端山豪のゴールに続き、右ももの違和感から約1カ月ぶりに実戦復帰したDF矢野貴章がCKから得点。訪れた約350人のサポーターに、多くのゴールシーンと勝利をプレゼントした。
一際、観衆を沸かせたのは端山のゴールだ。87分、ロメロ・フランクが相手の仕掛けを止め、そのこぼれ球を収めたMF原輝綺がすかさず端山へパス。ドリブルで持ち上がり、ミドルレンジから豪快に放った右足シュートは、「イメージどおり」にネットに突き刺さった。
端山は64分から[4-2-3-1]のトップ下で途中出場すると、背後へ抜け出す動きや、切り返しでDFをかわしてクロスを上げ、攻撃を活性化。「(スコアが)2-2だったので、積極的にいこうと思った。そこから4点入っているので、試合の流れを変えられたという意味では良かった」。今季のJ1第20節・横浜FM以降、遠ざかっているリーグ戦出場へのアピールにもなった。
チームはJ1残留に向け、正念場を迎えている。
「限られた試合数で状況は厳しいが、ファンや応援してくれる人たちが少しでも報われるようなプレーをしたい。少ないチャンスでも決められるようにしたい」
特別指定選手だった15年には、2nd第14節・松本戦で、J1残留を大きく引き寄せたミドルシュートも決めている端山。出番が来たら、チームを救うシュートを狙うつもりだ。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2017/10/08 07:00