6日、ルヴァンカップ準決勝・川崎F戦の第2戦を2日後に控えた仙台で、共同の記者会見が行われた。大岩一貴は「勝つことだけを考えて、勝ってベガルタ仙台の歴史を変えたい」、渡邉晋監督は「決して臆することなく、怯まずやりたい」と、それぞれ意気込みを口にした。
この会見の場で、指揮官にとって思わぬ出来事があった。10月10日に44歳の誕生日を迎える渡邉監督を、4日早く報道陣が祝福。「準決勝なので、多くのメディアが取材に来ているな、とは思っていたのですが……」と驚いた渡邉監督へ歌が贈られると、後方の広告スクリーンの陰からは三田啓貴と野津田岳人が現れてクラッカーで祝った。
「ありがたく頂戴して、等々力への追い風にしたい」と渡邉監督。44歳という数字にかけた意気込みでは「シーズンが終わったあとに、『しっしっ』と笑えればと思います」と、難解なコメントを残した。そして両選手からケーキを食べさせられるかと思いきや、野津田がフェイントを入れて自分で食べるという落ちが待っていた。
その後、渡邉監督は気を引き締め直して「いろいろな状況を想定しつつ、(2戦合計の)180分間で勝ち上がる」と、第2戦の勝利に向けて力強く話した。
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/10/06 21:35