26日、18年度のクラブクラブライセンス交付第一審機関(FIB)による審査の結果、町田にはJ2クラブライセンスが交付された。町田は現在、J1ライセンス取得に必要な1万5,000人収容可能なホームスタジアムや天然芝ピッチを1面以上有するトレーニング施設が整備されていないため、今回の審査で結果が大きく変わることはなかったが、東京五輪が開催される20年にJ1ライセンスを取得したクラブになるための努力は、いまもなお継続している。
今回のJ2ライセンス交付を受けて、クラブの唐井直GMは「J1ライセンスを取得してJ1でプレーできる環境を整えることは昨年来、町田市とJリーグと打ち合わせを続けながら進めています」とコメント。続けて唐井GMは「サポーターの方々には、チームスローガンにもある『プラスワン』の活動を続けていただいて、今季のホーム残り4試合で引き続きスタジアムを満員にするためのサポートをお願いしたいです」とファン・サポーターへの“共闘”を呼びかけた。
現在、今季の1試合平均観客動員数は4,212人。クラブは集客に向けてアイディアと知恵を絞り、J2第28節・名古屋戦では女子大生の日にちなんだ“エスコート女子大生”を企画し、話題を呼ぶなど観客動員数増加のための努力を続けている。
「クラブとしてもさまざまな取り組みを打ち出し、スタジアムに来ていただいて楽しめるような取り組みをしています。またピッチ内では熱い戦いを繰り広げていますので、スタンドが一杯になった野津田でチームをサポートできるようにみなさんのお力を貸してください」(唐井GM)。
ファン・サポーターの支援の結集が、夢の実現へ向けての大きな原動力となる。
(町田担当 郡司聡)
2017/09/29 07:01