前節の横浜FC戦でキャリア5年目にしてついにリーグ戦初ゴールを奪ったMF小暮大器。その表情は以前より一皮剥けたたくましさが加わったように見える。
その試合でベンチスタートだった小暮は80分、チームが2点ビハインドの苦しい状況でピッチに送り出されると、「チームを勝たせるプレーを死ぬ気でやっていかないといけない」と闘志むき出しのプレー。いつもはワイドに開いてチャンスメークに回ることが多かったが、この試合では自身で積極的にゴール前に向かう強い意識を持ち、それが直接ゴールへと結びついた。自慢のドリブルで勢いよくゴール前まで切り込んでいくと、パスの選択肢がニつある中でも迷わず左足を振り抜き、そのシュートはゴールネット右スミを射抜いた。カップ戦では14年に1ゴールを奪っているが、リーグ戦ではこれがうれしい初ゴールとなった。
「自信がすごく持てるようになった」
アグレッシブなプレースタイルに対し、どちらかというと控えめだった言動も力強さが増してきた。「ああいうプレーをどんどん試合の中で出してやっていければさらに自信はつく。今後もどん欲にやっていきたい」と気持ちは前のめりに。
前節では自身のメモリアルゴールもチームが敗れて“空砲”となってしまっただけに、次の目標はチームを勝利に導く「勝ち越しゴールを決めたい」。
写真:松本隆志(エルゴラッソ愛媛担当)
(愛媛担当 松本隆志)
2017/09/28 19:45