20日に行われた天皇杯4回戦・G大阪戦でプロ初ゴールを挙げた古賀太陽だが、「どう喜べば分からない感じ…」と戸惑いの表情を浮かべながら記念すべきゴールを振り返った。
1点のリードで迎えた48分、伊東純也からのスルーパスに抜け出した右SBの古賀は右サイド深くに侵入。「練習中からチームとしてGKとディフェンスラインの間は常に狙っていこうと共有していた。そこに流し込めば相手に当たって何か起きたりするんじゃないかと思ったので、そこに流し込んだ」とニアサイドに走りこんだクリスティアーノを狙ったグラウンダーのクロスを送った。
すると、そのボールは相手DFに当たりコースが変わりそのままゴール。当初はオウンゴールとアナウンスされていたが、試合中に記録が変わり、18歳のルーキーのゴールと記録された。
しかし、当の本人はどこか納得いっていない様子。「うれしいですけど、正直自分のゴールだとは思っていなかったので驚きのほうが大きいですね。試合中に電光掲示板を見て“古賀太陽”となっていたので、『何でだろう?』と思って、そこで知りました。チームのみんなはオウンゴールだろという感じですね(笑)。映像を見ても明らかに触っていますもんね。別にシュートでもないから…(笑)」と苦笑いを浮かべた。
それでも、「(初得点は)シュートで決めたかったです。本当にセットプレーのこぼれ球をちょんと押し込むだけでも良いので、何かしらの形で、シュートで点を決めたかった」と“悔しさ”をにじませる背番号26だが、「リーグ戦の初ゴールはまだ残っているよ」と記者陣から“励まし”を受けると、まだ18歳の少年らしく「そうですね」と笑顔を浮かべた。
(柏担当 須賀大輔)
2017/09/21 20:08