9月7日に今季限りでの契約満了が発表されていたG大阪の長谷川健太監督が8日、吹田市内での非公開練習後にクラブハウスで取材に応じた。
「ルヴァンカップが終わったあとにクラブの方で決めたみたいで、次の日にそういう話をされた」と長谷川監督は明かした。ルヴァンカップ準々決勝第2戦に勝利した4日に、山内隆司社長から通達があったという。
「基本的には決定事項で、事後報告として今シーズンの契約をもって来季は契約しないということを伝えられたので、『分かりました』というしかないんで」と長谷川監督は話した。話し合いの末での契約満了ではなく、クラブ側が長谷川監督との契約満了を決定。7月29日の大阪ダービーの前に代理人を通じ、水面下で契約延長について聞かされていたという長谷川監督だが、「8月になかなか難しい時期がありましたから、クラブとしてもそういう判断を下したんだと思います」とクラブ側の決断の背景を推察していた。
「最後の最後まで一つでも多くタイトルが取れるように、一つでも多くの勝利を取れるように、選手とともにスタッフも一丸となって戦っていくだけです」と神戸戦以降の戦いに向けて、青黒の指揮官は決意を新たにしていた。
後任については宮本恒靖G大阪U-23監督の昇格などはなく、現在Jリーグで指揮を執る外国人監督などを含めて、幅広い選択肢の中から探っていくことになる。
写真:下薗昌記
(G大阪担当 下薗昌記)
2017/09/08 16:35