柏の中谷進之介が、今節・G大阪戦に向けて静かに闘志を燃やしている。
3月5日にホームで対戦した際には1-3で完敗。敵将の長谷川健太監督に「あんなヤットは久しぶりに見た」と称賛された遠藤保仁を筆頭に、闘争心むき出しできた相手にあらゆる局面で後手に回った。その記憶は中谷にも鮮明にあるようで、「前回、ここ(日立台)でかなり悔しい負け方をしているし、あの時のガンバには本当にコテンパンにされた。(今回は)その借りを返したいし、自分たちも力を付けてきていると思っているので、そこは堂々と自信を持って戦いたい」とリベンジを誓う。
また、その試合で2得点を許した長沢駿やPKを献上したアデミウソン、新加入のファン・ウィジョら強力FW陣に対しては、「3人全員に言えるのは動き出しの鋭さ。その中でアデミウソン選手には個が、長沢選手には高さがある。それこそ長沢選手には(前回対戦では)やられたので本当に失点ゼロで抑えたい」と語気を強める。
さらに、24日に控えるロシアW杯最終予選の日本代表メンバー発表について話が及ぶと、「いやあ…、以前よりちょっとは(意識)していましたけど、向こうにゲンちゃん(先日日本代表に選出された三浦弦太)もいるし」と笑顔を浮かべながらも、「そこ(代表選出)は監督が選ぶもの。(チームとしては)連勝していかないと上には行けないし、自分は自分らしくやりたい」と冷静に話した。
待望のA代表初招集の期待が高まる柏の背番号4だが、まずは目の前の試合に勝つことに全力を注ぐ。
(柏担当 須賀大輔)
2017/08/18 14:36