9日、 “今年一番の暑さ”という猛暑日の中、湘南は11日に行われるJ2第27節・長崎戦に向けて精力的に汗を流した。その中で「ヤバい、ヤバい。今日ニュースで見ましたよ。今年一だって」と、この蒸し暑さに苦笑いを浮かべたのは野田隆之介。ここ最近調子を上げてきている選手の一人だ。
ここまで4試合連続の途中出場だが、随所に良いプレーを見せている。「一番はああいう時間に出て、得点を取ってみんなをラクにさせてあげることができれば一番良いけど、一番大事なのは走ってタメを作って守備をして、というところが一番大事だと思う。そういう意識を持ちながらやっている」。チームのために戦う姿勢が、現在の軽快な動きにつながっているのだろう。そして、この良い流れから今季2得点目も挙げたいところ。
「途中から出てもチャンスがないわけではない。決められるシーンは1試合に1回は必ず来ている。あとはそこで入れるか入れられないかで、僕自身の自信が付く付かないだと思う。そこをもっと集中していかないと。純粋にサッカーをやっている者として得点は欲しい」
そしてサッカー選手として当たり前のことだが、「もっと、もっと試合に絡みたい気持ちは強い。成長したい」と話すように途中からではなく、やはりスタートからピッチに立ちたい気持ちは強い。もちろん今節・長崎戦も誰が先発に連ねるか分からないが、野田が得点に絡むプレーを見せることができれば、勝利がグッと近づくはずだ。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/08/09 18:40