熱心なサポーターが多い土地柄に加えて、子供たちはちょうど春休み。しかも晴天で、練習が行われた押原公園には遊具や芝生広場がある。そういう理由もあって、本日は甲府の練習は多くの見物客に囲まれて行われた。何となくグラウンドの周囲を数えてみると、大体80人の老若男女がピッチに目をやっていた。
羽生直剛もサイン攻めに遭いながらクラブハウスへ引き上げてきたが、「まだ1勝もしてないチームの選手のサインを、どんな思いでもらってるのかな?」という少し苦い気持ちがあるのだという。甲府はここまでリーグ戦、カップ戦と計5試合を戦って未勝利。今節・川崎F戦こそは今季初勝利を挙げ、そのまま勢いに乗り「もっと価値のある選手のサインをサポーターにあげたい」というのが、サポーター思いで負けず嫌いな羽生の願いだ。
(甲府担当 大島和人)
2013/03/28 17:47