リーグ戦3連勝のあと、2連敗。2連敗の試合ではいずれも立ち上がりに失点を喫しているが、それは悪い意味で練習の表れ、『練習は嘘をつかない』という格言を表しているのがいまの長崎だろう。ここ最近、暑さが厳しくなってきたことで練習でも引き締まった感じが以前と比べてもやや薄れてしまっている。高木琢也監督も試合の入りでの失点が続いていることと練習の雰囲気の関連性について「影響していると思います」と話す。
「休み明けも11対11をいきなりやったでしょ。ああいうのはあまりやらないですけど、『何分後に(11対11を)スタートします。だから準備しなさい』ということですよ。だけど見ていると、『え? そんなんで11対11の練習ができるの?』っていうくらいの準備しかしていない選手もいる。そういう部分を見ることができて良かった」と、逆の意味での収穫について話すほど高木監督にとって悩ましい現状になっているようだ。
碓井鉄平も「しっかりやるのは当たり前のことですし、普通だったら言われたらいけないようなこと。こういう暑さもありますけど、そういうことを言い訳にせずに自分たちでもっともっと良い質の練習をしていかないといけない」と反省しきり。岐阜戦まで準備はあと1日残っているが選手たちは自分たちで自分たちを高めていけるか。岐阜と戦う前にまずは自分たちとの戦いを見つめ直さなければ連敗ストップは見えてこない。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/08/03 18:35