23日、高木サッカー場にて大宮は湘南との練習試合を行った。45分×2本の形式で行われ、結果は2-4の敗戦となってしまったが、1本目の途中から右ウイングに投入された沼田圭悟が1得点1アシストを記録するなど、収穫も見える試合となった。
「『1点取ってこい』と(伊藤)彰さんに言われていた」という沼田は、2本目の18分に奥抜侃志(大宮ユース)のパスを受けて右足の強烈なシュートを沈めると、31分には右サイドからのクロスで金澤慎の得点をアシスト。常に先攻を許す展開の中で、2度にわたって同点に追い付く得点に絡んでみせた。
得点については「目に見える数字を最近は全然出していなかった。天皇杯のアシストはあったけど、今季はゴールを取っていない。一つ結果が出たのは良かった」と話した沼田だが、やはり試合に勝てなかったこと、得点の直後に失点を繰り返したゲーム運びには納得していない。「要所要所、締めないといけないところで締められなかったのが、今回の反省点」とチームとしての戦いには反省しきりだった。
伊藤監督は試合後に「攻撃のところはしっかりできているので、あとは本当に守備のところをどうやって無失点で抑えるか。集中力やFKの一発はあるが、チームとしての課題」とコメント。嬬恋キャンプでも守備の整備に力を注いできたが、リーグ戦再開までの1週間も引き続き積み上げを行うことになる。
(大宮担当 片村光博)
2017/07/23 19:55