1日に行われたJ2第21節・千葉戦で、大分の岸田翔平が、アカデミーでチームメートだった清武功暉と対戦した。前回対戦時は岸田が長崎、清武が熊本に所属しており、大分と千葉での対戦は初。
岸田は千葉の先制点につながった清武の個人技(ボールを浮かせリフティングをしながらDFをかわしてのシュート)を手放しで賞賛し、鳥栖で二人と同期だった坂井達弥と「僕たちだったら功暉の足技を知っているから、あそこで球際に飛び込まなかったね」と話したことを明かした。「1回目にリフティングでかわして右足で打つと見せかけたときに、遅れてディフェンスに行っても絶対に打たれる。功暉はコネるのが好きなタイプだから、あの場面は打たれることも覚悟で飛び込まずに対応するのも手だった」と分析する。
特に仲が良かったという岸田と清武は、試合後にユニフォームを交換。岸田は「試合前から功暉に『やろうよ』と言われていた。僕のユニフォームが欲しかったんじゃないですか」と笑ったが、昨季は交換しなかったので今季は是非、という思いがあったようだ。
盟友の活躍に刺激を受けた岸田は「僕はあんな技は披露できないので、泥臭く頑張ります」。第22節・湘南戦でサイドの攻防を制することを誓った。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/07/08 12:21