長い明治安田J2の戦いも次節から後半戦へと突入する。前半戦を終えて、勝ち点35を獲得し、J1昇格プレーオフ圏内の4位で折り返すことになった長崎。後半戦突入を前に高木琢也監督は前半戦21試合でのデータを抽出し、選手たちにミーティングで示したと話す。
「ボールゲインというのは結構、高い位置でリーグの中でも2、3番目くらいの高さで奪っている。なおかつ、そこからシュートまで持っていく数字もリーグの中でも高い。それは継続してやりたい」
長崎の持ち味であるアグレッシブなプレスからのショートカウンターが数字でもはっきりとポジティブな形で表れており、指揮官もそこには一定の手応えを得ている様子だった。その一方で改善点としては「プレーラインをもう少し、高くしたい。(試合の)後半に後ろでボールを動かし過ぎる傾向があるので。もちろん、つなぎたいけどより高い位置でボールをつなぐということを(シーズンの)後半戦からやりたい」という改善点も挙げていた。
実際に数字という形で示されたことで「一概にデータや数字でどうだっていうのは言えないですけど、実際に数字で出るのでわかりやすい」と島田譲。選手たちにとってはわかりやすい指針となったようだ。「特に僕らのチームは数字が高い部分と低い部分が明確に出ている。逆に言ったらその低い部分を少しでも上げていければもっと効率よく攻めたり、守ったりできるようになると思う。そこはチーム全体でトライしていきたい」と島田は続けたように、昇格に向けて重要な後半戦、チームとしての成長が求められる。
(BLOGOLA編集部)
2017/07/07 20:04