新加入のFWマルセロ・トスカーノが4日、大宮で初の全体練習に参加した。ミニゲームでは強烈なミドルシュートを放つなど実力の片鱗を見せ、その存在をアピールしている。
「チームには大歓迎してもらっています。スタッフ、選手、みんなに温かく迎えてもらって、本当に感謝しています」とトスカーノ。特に同じブラジル国籍のマテウスは、カルリーニョス(現・徳島)以来の同国籍選手の加入とあり、今まで以上に生き生きとした様子が伝わってきた。ポルトガル語が堪能なネイツ・ペチュニクとも通訳を介さず会話するなど、既存の外国籍選手の存在も手助けとなりそうだ。
4日のトレーニングはいつもどおり、パスの精度とスピード、ポジションニングとランニングを重視したもの。各メニューを消化したトスカーノはチームスタイルへの共感を口にした。
「前にいたチーム(済州ユナイテッド)の戦い方はアルディージャと違って、ロングボール主体のサッカーでした。ここ(大宮)ではボールを握って、人もボールも動くサッカー。どちらかと言うと自分はこういうプレーに向いているところもあると思います。これからやっていくのが非常に楽しみですし、1日も早く慣れて、自分の持っている力をチームのために尽くしたいと思います」
攻撃的姿勢を強める大宮にとって、頼もしい“プラスα”となりそうだ。
(大宮担当 片村光博)
2017/07/04 18:12