今季、湘南の最年長選手は下村東美と古橋達弥の2人となった。これ関して下村は「チームの空気をしっかり読み取れるようにアンテナを張ることが重要」と言う。
横浜FM戦や鳥栖戦のあとも、リード時の戦い方について古橋と2人で話し合ったという。チームメイトになるのは湘南が3つ目というこの2人だが、さすが長らく共に過ごしてきたこともあり「大体、フル(古橋)が何を考えているかはわかる」と下村は語っている。
しかし、練習場では2人で共に行動をする姿はあまり見られない。それも「昔はよく2人でどこか行ったりしていたけど、家族を持ってから互いを尊重するようになった」とのこと。
C大阪時代には優勝争いも経験している2人の経験は、若い湘南に取って大きな存在だ。2005年の最終節、目前で優勝を取りこぼしたFC東京戦の翌日、下村は家でそのビデオを見返し、1人で泣いていたという。湘南の地では、その悔し涙が流れることはないと信じたい。
(湘南担当 竹中玲央奈)
2013/03/27 20:00