柏の細貝萌が日本への復帰後初めてとなる古巣・浦和戦への意気込みを語った。
「もちろん複雑な気持ちはある」
今節・浦和戦を迎えるにあたっての心境をそう語った細貝。続けて彼の口から飛び出したのは“古巣への感謝の思い”だった。
「自分がプロ生活で一番お世話になったクラブ。いまでももちろん大好きなクラブの一つだし、特別なクラブという思いはある。知っている選手や一緒にプレーしたことのある選手、普段良く連絡を取る選手は当然一番多いので、浦和を離れてからも彼らがいろいろと努力していることは知っている」
しかし、いまは柏の一員であることに変わりはなく、この大一番に向けては柏のために全力を尽くすことを誓う。
「いまは柏の選手なのでチームが勝利を収めるためにできることをしっかりやりたい。浦和は誰がどう見ても優勝候補の一つで、優勝を狙っているクラブ。その浦和から勝ち点を取れれば自分たちの力を示すことができるし、これからリーグ戦で上位を狙っていくためにも大切な一戦になる。柏はいますごく勢いがあるのでこの勢いをしっかり保ちながら勝利のために努力していければいいと思う」
ここまでリーグ戦で細貝に与えられている役割は“守備のジョーカー”。今節もその役割が濃厚で、すなわち細貝がピッチに立つとすれば、柏がリードしているゲーム終盤。細貝自身がチームに勝利を手繰り寄せることで、“柏のハジ”としての存在感を両チームのサポーターに示したい。
(柏担当 須賀大輔)
2017/06/03 15:38