29日、大宮のクラブハウスにて伊藤彰新監督の就任会見が行われた。会見には森正志代表取締役社長と松本大樹強化本部長が同席。監督交代に関する説明と今後の目標設定などについて言及した。
今回の決定に至った経緯について松本強化本部長は「失点数が多い、得点も取れないというところから、選手のメンタル面を含めて総合的に判断した」と説明。森社長は「われわれとしても非常に残念であり、苦渋の決断」と話した。
新たに現場のトップに就任した伊藤新監督は「まずはJ1残留を目指して頑張りたい。勝ち点が『36』、(残りの試合)数で言うと8勝5分8敗くらいになると思うが、まずはそこを目指して、残留ができるような状況になったら、その先に向けて一つひとつ上を目指して頑張りたい」と当面の目標設定を含めた抱負を語った。目指すサッカーについては「いまのベースをもとに、攻撃的なサッカーをやりたい」と明言している。
この日からすでに練習の指揮は執っており、「厳しくアグレッシブに戦うことを伝えた」(伊藤監督)という言葉どおりの強度が見られた。急ピッチでスタイルを落とし込み、まずは31日のルヴァンカップ・磐田戦に臨むことになる。
(大宮担当 片村光博)
2017/05/30 10:00