他地域よりも気温の低い北海道をホームタウンとする札幌にとっては、夏場の暑さというのはひとつの敵になる。ここから先、徐々に夏に近付いていくわけだが、その時期をどう乗り切るかが毎年、変わらず大きなテーマとなっている。
今週末のアウェイ新潟戦当日の新潟市内の予想最高気温は現在のところ25℃だ。これから迎える高気温に向けて、18日の練習では暑熱対策としてウインドブレーカーの上着を着用して紅白戦を行った。奇しくもこの日の札幌市内も25℃近くまで気温が上がり、「かなり汗をかきました」と横山知伸。
また、夏場の気温が高い九州の鳥栖から今季加入した早坂良太は「今日くらいの気温ならば、僕としては全然暑いとは思わない。夏場の佐賀県は本当に暑いですから」と頼もしい口ぶり。しかし、「初夏に涼しい北海道から暑い本州に遠征した際にどう感じるかは、まだ経験したことがないので、やってみないと分からないですね。早めにウォーミングアップをしたほうがいいのか、逆に体力を温存したほうがいいのか。いずれにせよ、実際にやってみないと分かりません」とも話していた。
今季はまだリーグ戦ではアウェイでの白星がない札幌。「残留するためには、敵地でもしっかり結果を出すことが求められる」と横山も早坂も口をそろえていた。
(札幌担当 斉藤宏則)
2017/05/18 18:59