「ギリギリまで悩んで答えを出します」
今節の湘南戦を前に井原監督がうなっている。理由は「システムが毎試合変わる」、「いろいろなポジションでプレーできる選手が多いので配置が読めない」、「もともと変化が多い上に、中3日の試合でさらに選手の選考が読みづらい」と、湘南が予測をしづらいチームだから。
加えて自分たちの中にも迷う要素がある。まずは選手起用。ゴールデンウイーク中の3連戦における2試合目、徳島とのアウェイゲームでは山瀬と駒野のベテラン二人を完全休養させ、松本とのアウェイ戦に備えた。今回も湘南と第15節・金沢戦とアウェイが二つ続く3連戦。前回と同様に二人を休ませるのか。さらに松本戦と岡山戦の2試合連続で先発した坂田とジウシーニョも井原監督が言うところの『オジサンたち』だ。それぞれが良いパフォーマンスを見せただけに休まるべきかどうかの判断も難しい。ましてや首位チームが相手だ。
さらにさらに「町田戦と熊本戦の前半は湘南のシュート数が少ない。いずれも4バックの相手。しかも、ウチが去年2勝したのもいずれも4バックだった」と、3バックでいくべきか、4バックでいくべきかの検討も加わる。
さて、指揮官はどんな答えを導き出すのか。
(福岡担当 島田徹)
2017/05/15 15:03