清水は26日、アフシン・ゴトビ監督にとって異例の、11対11のゲーム形式による練習を行った。これまで「相手は関係ない」と、自分たちのサッカーを貫くことに重きを置いていたが、今季公式戦未勝利の状況下で方針が変わった。
「(杉山)浩太、(高木)純平が長い間離れていたので、日々の練習から実戦に近い形で作って行きたかった」(ゴトビ監督)と趣旨を話すが、対するサブ組に普段はやらない3バックの布陣を取らせるなど、次節の相手である広島に見立てて対策を取っていることは明らかだ。
また、レギュラー組を固定して練習をするのも稀である。これまでは非公開練習でメンバーを決めることも多く、選手も当日まで気が抜けないようにしてきた。しかし、それをも変えてチームとして固めることを優先したようだ。
清水はこれまでにない危機感を持って、広島戦への準備を進める。
(清水担当 田中芳樹)
2013/03/26 19:15