鳥栖は9日、鳥栖市内で長崎との練習試合を行った。45分×2本で行われた練習試合は、21分にチョ・ドンゴンが挙げた1点を守り切り、鳥栖が1-0で勝利した。
鳥栖にとって明るい材料となったのは負傷で離脱が続いていた小林祐三が実戦復帰を果たしたことだ。沖縄でのキャンプ中に右ひざに違和感を覚え、チームとは別で調整が続いたが3月上旬に手術を決断。全治2カ月と診断されたが術後約1カ月での実戦復帰となった。リハビリ期間中、小林自身が「みなさんが思っているよりは(復帰は)早いと思います」と話していたとおり、順調な回復ぶりを見せ、この日もフル出場を果たした。
小林は「ちょうど(手術から)1カ月くらいになるんですけど、それでここまでこられたので、自分としては悪くない」と、自身でも一定の手ごたえを得ている様子。前日のJ1第6節・新潟戦ではベンチ入りも果たしており、「『これが自分のホームスタジアムなんだ』というのは昨日初めて実感しました」と刺激も得た。
こうなると次節での鳥栖デビューに期待が高まるが、「(近いうちの)その可能性を自分の中では捨てていない。まだオールOKではないけど、しばらく時間がかかるかと言ったら、いまのところの(回復)速度を考えたらそんなことはない」と本人も意欲を示している。
次節、磐田戦での鳥栖デビューは実現するのか。注目が集まる。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/04/09 18:25