新潟は5日、聖籠町のアルビレッジで、J1第6節・鳥栖戦に向けたトレーニングを行った。
この日、33歳の誕生日を迎えたのは矢野貴章。ファンから両手いっぱいのプレゼントを受け取り、クラブハウスへと戻って来た。今季は出場停止の1試合を除き、右SBの先発メンバーとしてピッチに立ち続けている。リーダーシップも増し、この日も、右サイドハーフに入った端山豪やボランチに後ろから守備の指示を出し、練習後も確認を重ねていた。
鳥栖戦に向けては「縦のボールも多いし、中にターゲットになる選手もいるので、クロスもしっかり抑えないといけない。前線にイバルボ選手と豊田選手の二人がいるので警戒しないと」と守備意識を高める。一方で「チームとしてうまくボールを動かしていけたら、スペースも時間も作れる」とサイドを起点にした攻撃もイメージする。
この日は練習でミドルシュートも決めていた矢野。第1節・広島戦、第3節・清水戦では、バーやポストにはじかれたがセットプレーから決定的なシュートを放ってきた。「点も取れればいいですし、チームが勝つことが一番。チームを勝たせられるようにしたい」と33歳初得点も視野に入れつつ、今季初勝利を狙う。
文:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)
(新潟担当 野本桂子)
2017/04/06 09:59