DF蜂須賀孝治が、新加入FWクリスランとの“ホットライン”構築に手ごたえをつかみかけている。
今季は[3-4-2-1]の右MFでの出場が多い蜂須賀。ここまでは途中出場で、対面の相手を抜き去ってクロスを送るプレーが目立つ。その蜂須賀にとって、クロスのターゲット役として、今季から加わったクリスランが調子を上げてきたことは心強い模様だ。
「自分とクリス(クリスラン)はここまでベンチスタートで一緒に出ることが多くて、自分が顔を上げたところで、目が合うことも増えています」と、連係が深まってきたことを実感。4日の戦術練習でも、蜂須賀のクロスをクリスランが見事叩き込んだ場面があった。「良いクロスが増えてくることを、自分のゴール量産につなげたい」と歓迎するクリスランと蜂須賀の間に“ホットライン”が開通すれば、仙台の攻撃にとって強力な武器が増えることになる。
連係を深めるには、普段のコミュニケーションも大切だ。クリスランは5日の練習後も、取材を受けるDF増嶋竜也を報道陣に混じって見つめていたように、茶目っ気のある選手。蜂須賀も「普段のクラブハウスでも、お笑いの動画を見せてきてコミュニケーションをはかってくれています」と明かす。ポルトガル語なので内容はよく分からないとのことだが、「努力はひしひしと伝わってきます」と、ホットライン開通に向けて親睦を深めている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/04/05 16:20