J2第5節の山形戦において途中出場で8分間プレーし、リーグ戦初出場を果たした福岡のDF下坂晃城。続く横浜FC戦でも左SBとして途中からピッチに立ったが、今度は24分間のプレー。その横浜FC戦では攻守に的確な判断を見せて安定感あふれるプレーを披露した。
「出場時間が伸びたので、自分をアピールするプレーをしたかったが、できたかどうか…」
自己評価を下すことに迷いを見せたのは、最も自分をアピールできるクロスの回数が物足りなかったことが理由のようだ。
「チームは2試合連続で無得点に終わっているので、もし次も出られるようであれば、クロスの本数を増やしたい。中にはウェリ(ウェリントン)という、どんなボールでも勝ってくれる選手がいるので、クロスの本数が増えれば、それだけゴールが生まれる確率も高くなる。少し浅い位置からのクロスもきっと効果的なはず」
まだ出場経験は浅いが、「ピッチで緊張することはほとんどない」というなかなか図太いメンタルの持ち主。カップ戦では経験があるが、リーグ戦での先発がまだない下坂に、そのチャンスが回ってくるのは意外に早いかもしれない。
(福岡担当 島田徹)
2017/04/05 15:22