柏木は先週のトレーニングでゲームにも参加し、8日、9日とフルメニューを消化したものの、リーグ前節の甲府戦も欠場しており、開幕6試合での公式戦出場はJ1第1節・横浜FM戦の1試合に限られている。
この日は、10日の甲府戦に先発出場したフィールドプレイヤーはクールダウン、GK西川周作を含めたそのほかの選手は、3人組でのシュート練習や2対1を行ったが、柏木はチームを離れて別メニューで調整した。
柏木は「俺の気持ちは(15日のACL・上海上港戦が行われる)上海に行っているけどね」と笑いながら、復帰戦については「分からない」と明言を避けた。ただ、出場も想定してか、リーグ戦の次節の対戦相手である「G大阪の試合は見た」と明かした。
柏木は2月17日、富士ゼロックス・スーパーカップの鹿島戦前日に左太ももの内側を痛めて離脱。2月25日のJ1第1節・横浜FM戦で復帰したものの、その後、再び離脱した。開幕前に「今までで一番良いキャンプをしていた」中で、「今年はめっちゃ軽いじゃん、って思っていたのに(2月12日のさいたまシティカップ・)FCソウルがめっちゃ重かった。それを含めて体がどんどん悪くなっていった」ようで、負傷したのは17日だったが、原因は「(疲労の)蓄積」だったようだ。
キャンプで好調であったことに加え、現状でも負傷箇所以外は「コンディションは良い」だけに「一番悔しいのは俺。ストレスは相当ある」とのことだが、「(負傷が)長引いてもしょうがない」と、今後のことも考えて我慢している様子。
「良い経験しているよ。また強くなるで」
そうポジティブに捉え、じっくりと復帰のときを待っている。
(千葉担当 菊地正典)
2017/03/12 19:13