第4節の福岡戦で今季初勝利を挙げた徳島。白星がチームに与える効果は大きく、22日の練習は終始明るい雰囲気の中で行われた。「まず一つ勝てて良かった。攻撃では、前から来る福岡に対して裏を取る意識を徹底できたことが良かった」と小林伸二監督は安堵の表情を見せた。「やっぱり勝てば自信になる。今節も勝ちにこだわって戦いたい」と、チームの軸である柴崎晃誠も話す。その福岡戦、得点こそなかったものの、精力的に動いてチームに活力を与えていたのが津田知宏だ。「(シャドーのポジションになって)ボールに触る回数が増えた。絶えず裏を狙うというよりも、自分たちが動いて、“引いたり飛び出したり”を繰り返してプレーすることが大事」と、2トップ時とのプレーの変化を語る。今節は故郷の岐阜での試合だが、「いつもアウェイの岐阜戦は気合いが入り過ぎているので、今回はラクに行こうかな(笑)」と、リラックスした表情で引き上げていった。
(徳島担当 小田尚史)
2013/03/22 20:19